タミヤMM1/35 M551シェリダン”ベトナム仕様”を作る



タミヤの最新作…というかまだ出てないからあくまでコレ先行販売品なので実際発売される商品とは違いますよ!というヤツのタミヤ新シェリダンであります。

先日の東京ホビーショーでテストショットを使った先行販売があり、偶然にも一般日初日にタミヤブースの前を通りかかったら会場発表で発売開始した直後だったらしく「宇宙一早くシェリダンを手に入れた男」になりました。偶然ですよ偶然!







シェリダンの知識といえば「空挺戦車」「ベトナム戦デビュー」「機密漏洩怖いからガンランチャーからミサイル撃たなかった」「でもキャニスター弾怖い」「RPG怖い」「湾岸戦争で仕事納め」ぐらいでしょうかねー。

でもそのSFっぽいシルエット、ガンランチャーという心くすぐる装備と興味がある車輛ではあります!



キットはスーパー素組。エンジングリルのメッシュだけハセガワトライツールの菱形メッシュをセットしましたが、それ以外は無改造であります。

パーツ数も適度で組みやすく、履帯も綺麗な垂れが再現出来てウカツに連結履帯とかに替えると逆効果なぐらい。









足回り(転輪)なんかボルト小さくて植え直したくなる(笑)。

履帯のゴムパッドは表裏両方あるけど、一応見える範囲だけ筆で塗り分けたけど汚しちゃったらあんまりわからないね!











フィギュアは三体、もうこいつらも主役だよ!みたいな感じの存在感です。レジンフィギュアを凌駕するディティール。

質感を変える為に防弾ジャケットはドライブラシをしましたが、いやあディティールが浮き上がってくるのが気持ちいのです。

あとブラザーの造形しゅごい。ギリギリまで操縦手から車長にヘッド交換しようかと思いましたもん。あ、そうそう二人のタンカースヘルメットのインカムだけプラバンで追加しました。それらしく。





塗装はクレオスのラッカー塗料を使い、「青黒いオリーブドラブ」を目指しましたが…個人的には80点かなあ。そこまでイメージから離れてはいないけど、もっと暗い(黒い)感じにしたかった感じもあります。

ウェザリングはクレオスのウェザリングペーストのマッドレッドを中心に。アレはベトナムの赤土のイメージに寄せやすい。単品なのであんまりハデに乗せませんでしたが、ちょうど好い加減になったかな。



というわけで「宇宙一」早く完成はしなかったものの初めてのベトナム戦争車輛として無事完成して何よりです。いやあ未だにSFだなあ。かっちょいい。

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タミヤMM 1/35 旧Ⅳ号戦車H型を作る

タミヤMMの懐かしいやつ!Ⅳ突やブルムベア、ラングはリニューアルかかってないから再販されてるけど、このⅣ号Hとヴィルベルヴィントはリニューアルされてしもうたもんだから絶版になってるやつですな。





事の始まりはTwitter上での話。「T-34の偉い人」こと青木先生に旧Ⅳ号作ってよキット渡すからという話になり、てっきり冗談だと思っていたら5月の静岡ホビーショー合同展示会で渡されたキット…!(笑)。とはいえ完品ではなく、若かりし青木先生が作っていたジャンクやらで構成されており、残念ながら側面シュルツェン架のパーツが足らなく(正確には改造されていた)為、架ごと取り外した状態にしました。

それ以外にもちょいちょい足らないパーツがあり、それは新Ⅳ号パーツで補完する形だったんですが…中古屋で偶然旧ヴィルベルヴィントのキットを発見。1500円程度だったので即購入、大体旧キットでパーツ組み合わせが完成しました!







基本的にプロポーションはいじらず、伸ばしランナーと伸ばしランナーをつぶした板材、ランナータグで作ったプラ材を駆使してディデールアップ。唯一気になって修正したのは砲塔シュルツェン架。角度が違っている為、修正しました(分かりにくいですが下のサフ前キット状態を参照)。

増加装甲替わりの予備履帯はキットのやつ。ちなみにフェンダー用押さえバネは細く伸ばした伸ばしランナーを巻き付けて作ってるんです。ばかですね!









塗装は現代風にし、淡目の三色迷彩を施してます。イメージ的には43年秋ぐらいかな?マーキングは特に部隊などの特定はなく、シンプルに三桁。





フィギュアもキット付属のまま。ヘッドホンとかはシャープに抜けてるけどコード類が一体で彫刻されているため塗り分けちょうしんどい(笑)。シャツのモールドはほぼ皆無だ!(笑)あ、でも収まりがいいように両腕の脇を削り込んで微調整しています。







サフ前。例のシュルツェン架は角度がこっちがオリジナル。固定用ボルトの位置がおかしくなっちゃう為、ギリギリまで悩んで塗装直前に引っ剥がして直しました(結構大工事だった





結局キットを預かってから1年半ぐらいかかっちゃいまして、なんとか先日の関西AFVの会に持ち込めました。会場ではそれなりにウケたようで一安心。やっぱり仕上げ方なんだろうなあと思いつつ、中高生の頃に少ない小遣いと知識でウンウンうなって作ってた「旧Ⅳ号」に決着をつける事が出来、楽しく作れましたねー!

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タミヤMM 1/35 Ⅲ号戦車J型を作る

もうね最近色々溜めすぎて何を上げたらいいのかさっぱりわからないんだ母さん!みたいな状況です。こんにちは内藤あんもです。





というわけで色々記憶が抜けないウチに最近仕上げたタミヤⅢ号戦車J型。J型?L型ちゃうん?みたいな話ですが、以前からJ型へ先祖返りさせたかったんですよ。









もう途中写真とか最低限にする!ウカツにTwitterから拾えちゃうからさあ…!とかいいながらちょこっと拾ってきた。





塗装前。最初は「長砲身J型」にしようと思ってたんですがTwitterでご指摘を頂き、50ミリ短砲身のJ型から長砲身へ乗せ換えたのはL型と呼ぶらしく、どうせ作るんだったら短砲身がいいやねとRBモデルの短砲身50ミリ砲へ乗せ換えたのであります。

それ以外のL型→J型への変更点は…

・砲塔側面クラッペの追加。不要パーツとして手元にあったドラゴン製のクラッペを使用。

・防盾クラッペの追加。向かって左側はL型には着いていない為、プラバンで工作。

・防盾&車体正面増加装甲を取り付けない。これを取り付けた短砲身J型もありますが、今回はそういう気分じゃないので!(そこか

以上で「大体J型」になります。それ以上の細部はチラホラありそうな気もしますが、今回はこれくらいで。というかこれ以上やりたいんだったらドラゴンのスマートキットを作ればよいという話になっちゃうのだ。





塗装に関してはタミヤのジャーマングレイが出る直前かつクレオスの新ドゥンケルグラウが出たタイミングだったのでそれを使ってみたよ!513→514→515の順でハイライトを吹き付けてます。明るいチッピングとかボルトの頭とかのハイライトは515番で。









ウェザリングはクレオスのウェザリングペーストのマッドブラウンを中心に「41年9月のロシア」を意識して控えめ且つ「上面にもカブる」事を意識してペタペタと。

お気に入りなのは砲塔側面ハッチへの動線となるフェンダー上部の汚れかな!





戦車長はタミヤの新ドイツ戦車兵のドライバー用半身像を使用。無機質な戦車が生きる感じが好きー。とはいえこれだけ接写すると兵科色のピンクの線が太いというかブレてるよ!俺しっかりしろ!



てなわけで以前からやってみたかった先祖返りJ型でした。この調子でタミヤⅢ号ベースのバリエーションを増やしていきたいなー!

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プロフィール

ammonaitoh

Author:ammonaitoh
ども、内藤あんもです。
モデルグラフィックス誌を中心としつつアーマーモデリング誌やモデルアート誌でも作例を載せてもらってます戦車系なんでも屋です。好きな戦車はスピットファイアです(意味がわかりません
Twiiter:@ammonaitoh

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